2020年の次世代植物工場の世界市場規模:165億円超

2020年の次世代植物工場の世界市場規模:165億円超

矢野経済研究所が、高機能・高付加価値型「次世代植物工場」世界市場の調査を実施。高機能・高付加価値植物(遺伝子組み換え植物、生薬植物、機能性野菜)の動向や主要企業・研究機関の動向、それらを踏まえた世界市場の将来展望を発表。それによると、2020年の次世代植物工場の世界市場規模は2017年比4.6倍の165億円超になるとの予想。植物工場は栽培環境を制御することで植物の生育をコントロールでき、植物が本来持っている機能性成分を高濃度化、または高含有化することが可能で、年中安定生産できる点も特長。中小規模の植物工場のなかには、採算性改善を考慮し、栽培植物(遺伝子組み換え植物、生薬植物、機能性野菜)の高付加価値化を図るところが増えているものの、栽培技術の構築や販路の開拓、生産コストなどにおいて解決すべき課題が多く存在とのこと。高価なバイオ医薬品などに用いられる遺伝子組換え植物の市場拡大すると見込まれる2025年には出荷金額ベースで1,618億9,500万円になると予測されるとのこと。

パナソニックは、自社植物工場で野菜栽培をし、得られる野菜を使用したオリジナル食品の開発をめざしているとのこと。セブンイレブンも、天候で仕入れ価格や品質が変動するリスクを抑えるのが狙って、LEDを用いた野菜工場で、1日でサラダ7万食に相当するレタスを生産する能力を持つようになったとのこと。レストランチェーンでも、各店舗に小さな野菜工場を併設しているところもあるように聞く。

通常の野菜工場は、採算取れないということで、軌道に乗っていない企業が多かったが、栽培技術の改良や工夫で、次第にビジネスモデルが出来てきている様子。さらに、栽培植物の高付加価値化高機能・高付加価値型「次世代植物工場」に展開することで、採算性改善が図られるという見込みでしょうか?