ショ糖の造粒構造による減糖技術

減糖技術の一つとして、ショ糖の造粒形態(構造)を変えるという技術の開発も進んできているように思います。

Foodingredientsfirst 03-Sep-2018

 

この記事では、Südzucker (欧州砂糖製造業者) DouxMatok developer of targeted flavor delivery technology )が、“breakthrough sugar reduction solution を事業化するためにパートナーシップを締結したことを伝えていますイスラエルのDouxMatok 社が開発したSiO2のナノサイズ粒子にショ糖をコーティングした甘味料(US8911806B2などsugar sensory profileは同じままで、食品中の砂糖含量を40%低減可となる技術。こ素材の実用化が提携の目的no aftertaste 、色食感への影響めて砂糖機能維持伝統的に砂糖を多く含むレシピやケーキなど、乾燥した用途では非常に有効で、他領域への展開を徐々に進めて行く予定(not efficient in sodas, sauces of dressings currentlyとのこと。 

構造的に、粉体のままでの用途ならかなり有用であることは想像できるとして、加工工程や飲料など、一旦溶解して使用するような場合でも、甘味度を落とさず活用できるのかが課題と考えます。同様のことが、Nestleが開発した新規なショ糖の造粒技術によって製造される砂糖(中空構造を持つショ糖顆粒)も同様の課題があると思います。

26-Mar-2018 at 11:57

Nestleが、砂糖構造に関する画期的な発見(中空構造ショ糖特許)を利用した最初の製品を、“2017 Nestlé in society – Creating Shared Value report”でコミットしていて、2018年半ばに販売する見込みであることを記載しています。舌の上で、すばやく溶けるrestructure sugar crystalsで、Naturalで、40%まで減糖可となる技術とのこと。2018年には、2,100tの砂糖減になる見込みとのこと。英国とアイルランドで、ミルキーバー「Milkybar Wowsome」(糖質が30%少ない高価格帯商品)から開始。、現時点では、新型砂糖の使用は飲料でなく菓子に限られているとの記載があります。やはり、液体での使用に課題があるのではと思えます。

何れにせよ、「コロンブスの卵」的なDouxMatokやNestleの技術は、どこまで用途拡大できるのか注目したいと思います。

Amyris/sugarcane-derived zero-calorie ingredient

目にとまった食品素材に関するWebニュースについて、概要と感想を記載して見ようと思い立ち、ブログを始めることにしました。

まずは、甘味料についてと思っておりましたら、以下の記事が入ってきました。

Foodingredientsfirst 06-Sep-2018

砂糖税とClean label、Naturalトレンドなどを受けて、天然物由来の低カロリー高甘味度甘味料の開発に各社注力していることが窺えます。そのような中、合成生物学を得意とするバイオ化学企業Amyrisが、サトウキビ由来のゼロカロリー成分でself-GRASを通したとの意味深長な発表をしているとのこと。

Amyrisは、zero-calorie sweetener made from sugarcaneについて、self-GRASをパスしたとのこと(記事では、すぐ販売のニュアンスだが、多分まだFDAの受理レターは受けていないものと思われる)。” new, natural, zero-calorie sweetener”と表現。12月のofficial launchまでには、詳細情報開示する予定。世界的な2つのleading sugarcane playersのうちの1社と提携。sole ownerで、世界的なthe leading sweetener solution companies のうちの数社を介して入手可。the new non-GMO, natural ingredientで、tabletop sweetenersとしてや、大抵の飲料、その他の用途で使用可であることを確認済み。最も安価な natural sweetenerとして市場に投入とのこと。味は、just like sugar。2017年5月、DSMはAmyrisにUS$25 million の初期株式投資を行い、12%の株式保有に転換しており、この甘味料の恩恵を受けるはずで、DSMの健康・栄養・材料における市場戦略や持続可能資源由来の(bio-) natural-like productsへのシフトをAmyris技術が加速することになる。Amyrisにとっては、DSMのチャネルと市場へのアクセス、動物栄養、人間の栄養および消費者健康市場の理解は、戦略的価値を提供(2017/11には、Amyris Brasil LtdaをDSMに売却。farneseneなどAmyrisの大量生産製品の長期的な製造パートナーシップを確立し戦略的提携を強化)。記事後半には、最近公表されているの下記天然低カロリー素材について記載されている。

  • Tate & Lyle : allulose product.  low-calorie sugar found in wheat and fruits such as figs and raisins. 95 percent fewer calories than sucrose.
  • Cargill and Sweet Green Fields :Reb M+D(この記事に記載はないが、DSMも同様の開発)
  • Magellan Life Sciencesis:scaling up their production of brazzein
  • Südzucker, and DouxMatok:“breakthrough” sugar reduction solution. Sugar molecules on a mineral carrier. Reduction up to 40 percent of the sugar content in various food products

天然に存在する低カロリー高甘味度甘味料の開発競争が激しい中、サトウキビ由来のゼロカロリー成分。どんな構造で、何故これまで見つかっていなかったのか、最終的には合成生物学を使った製造法をとっているのかなど、謎めいた感じ。記事通りの内容であれば、業界への影響力大と思われるので、詳細な情報開示が待ち遠しいです。