Burger King: ”Impossible Whopper”(plant-based burger)の試売順調で、全米展開計画

Burger Kingは、セントルイス59店舗での“Impossible Whopper”の試売は非常に順調に推移し、有望な結果。近々、市場拡大してのテストを計画。2019年末には全米でのImpossible Whopper発売を目指すとのこと。

Burger Kingの試売に続いて、Red Robin、White Castle がImpossible Foods製品を発売することや、Del Taco , A&W, Carl’s Jr でのBeyond Meat 製品の発売は、“major milestone for the plant-based meat industry”とのこと。食肉の健康および環境への影響に対する懸念により、世界中で植物由来の食肉代替品の売り上げが伸びているとコメントしている。

 

Burger KingのImpossible Foods社が製造する植物タンパク質をベースにしたパテを用いて製造する“Impossible Whopper”の試売を開始。お客様からは、「肉でできていると思った。区別がつかない。」などの感想が寄せられていると報道されていたが、数量的にも目標をクリアした様子で、全米展開する予定とのこと。マヨネーズは、通常のものを使用しており、ベジタリアン用ではなく、通常のハンバーガーのラインナップの一つとして、選択肢を広げた格好。味や食感がそれ程変わらなければ、Sustainabilityを重要と考える人や、植物性の方が健康的と思う人が、購入するのだろうと思う。日本は、肉類一辺倒の食文化ではないので、どの程度受け入れられるか興味深い。尤も、大豆タンパク質製品がかなり浸透しており、何の抵抗感もなく、受け入れられる製品なのかもしれない。

 

 

 

Burger King: “Impossible Whopper”_ビーフ100%と区別つかず?!

4月初旬に、Burger Kingで、Impossible burgerを試売するというニュースが流れ、その後、色々なメディアで取り上げられるようになり、食べ比べた感想などについての記事も多く見かけます。“Plant-based proteins are no longer just a meat replacement, it’s now its own category,”という記載する記事もあります。YouTubeにアップされている”Trying Burger King’s Impossible Whopper“は、元スタンフォード大学教授で、Impossible Foodsの創始者である Pat Brown氏のインタビューもあって、情報量が多く興味深い内容と思いました(下記YouTubeで詳細をご参照下さい)。クーリエ・ジャポンにも、下記記事が掲載されていて、欧州でも関心高いのではと思います。

 

さて、クーリエ・ジャポンは、BurgerKingの”Impossible Whopper”について、以下のように紹介しています。

Burger Kingdで、Impossible Foods社が開発したパテを用いた新メニュー“Impssible Whopper”を59店舗限定で発売。反応が良ければすぐにでも全米の7200店舗に拡大する計画。社内で行われた試食では、顧客だけでなく従業員までもが、いつものWhopperと肉なしWhopperの味の違いがわからなかった。BurgerKingでは、以前からベジタリアン向けハンバーガーを販売しているが、牛肉パテの味や食感の「再現」を狙ったものではなかった。Impossible Whoperは、「再現」を目的として開発。栄養面では、タンパク質量はレギュラーのWhopperと同等で、脂質は15%オフ、コレストロールも90%オフ。値段は従来のWhopperより$1ほど高め。環境意識の高い“牛肉好き”の腹を満たすために開発。Pat Brownの起業動機は、牛肉消費にともなう倫理的、健康的、環境的コストとのこと(下記YouTube参照)。

■ ”Trying Burger King’s Impossible Whopper“:https://www.youtube.com/watch?v=ng4C2HMH664
(Prof. Pat Brown のインタビューや、食べ比べシーンもある動画)

■ The Impossible Taste Test | Impossible Whopper: https://www.youtube.com/watch?v=N9FED3jkNTo
(Burger Kingの店舗シーン、食べた感想などについての動画)

■ Impossible Burgerの製法など:https://www.foodnavigator-usa.com/Article/2019/01/08/Impossible-Foods-replaces-wheat-with-soy-protein-concentrate-in-its-plant-based-Impossible-burger

 

Impossible Foods社のImpossible Burgerは、植物タンパク質をベースにした肉代替。創始者のPat Brownは、肉の再現を目指しており、肉様の色の再現や、肉臭の付与のために、遺伝子組換え技術を用いて大豆ヘムタンパク質であるleghemoglobinを製造し、添加している。これにより、加熱前後の肉と類似の変化を示し、肉の挙動を再現している。Burger Kingの”Impossible Whopper”の試売が成功すれば、遺伝子組換え成分が入った食品でも、透明性を高め、理解を求めれば、消費者に抵抗感なく受け入れられることを証明することになる。もちろん、Impossible Foodsの肉の持つ味、香り、色、食感をPlant-based productで再現する技術力の証明ともなるので、Impossible Whopperの売れ行きに注目したい。次のブログで、Prof. Pat Brownsが Impossible Foodsを創設した経緯などについても述べてみたいと思っています。

尚、Impossible Whopperには、マヨネーズが使用されているので、Vegan向けのものではないと、記事に記載がありました。