Allulose: FDA_no calories ・ no impact on blood sugarのため”added sugar”から除外

様々な甘味料の販売とアプリ提供を手掛けているIcon Foods社(甘味料専門ディストリビューター)のCEOが、各種甘味料の現状と今後について語っている記事。消費者が、砂糖代替甘味料に求める一番大きな要因は、natural or clean labelで、続いて glycemic indexとketo friendlyとのこと。Alluloseが、 ‘This is a true game changer’と評価。

■ Icon Foods社:http://iconfoods.com/
Icon Foods specializes in supplying the health food industry with natural alternatives to sugar.

Icon Foods社CEOによれば、今後成長が見込まれる甘味料は、以下の通り

■ Stevia:better-tasting steviol glycosidesが開発され、益々普及。Icon Foodsの最新製品RA99Mは、Reb AとReb Mの組合せ。Off-noteをマスク。大幅コストダウン、$450 /Kg.中国BioLotus社の抽出品にて、Natural。

■ Monk fruit :着実な伸び。伸びとともにコストも低下するも、まだSteviaよりも高価。stevia and monk fruitの組合せが、他のoff-noteをマスクするため一番人気。
■  Erythritol:依然としてstrong sellerで、(消費者が、sorbitol, mannitol を避けている間は)成長が見込まれる。Sugar alcohols continue to grow as fast as keto since they are the preferred keto sweeteners.
■ Coconut, agave, maple:sugar alternativesとなるnutritive sweeteners。
■■  Allulose: ‘This is a true game changer’: FDAが、no calories で no impact on blood sugarのため、”added sugar”と表記する必要がないとし、かつ、砂糖のような味と挙動を示すバルク甘味料。Icon Foods社の顧客が、ここ数カ月で、数千の新製品を発売予定。This is a true game changer in the sweetener category.
■ Eversweet (Cargill社製): 大幅なカロリー削減が可能。100%減糖には、発酵製造によるEverSweet(RebM+Reb D)を提供。スポーツ栄養市場向け飲料での関心大。歴史的に、高いタンパク質レベルによるoff-flavorsをマスクするために使われてきた砂糖に代わる効果と味。
■ Palatinose(Beneo社製): 米国で 40製品以上に使用。(血糖値に影響しない)‘slow carb’ isomaltuloseとして成長継続。chicory root fibersとしてしられていたが、ショ糖の酵素転位で製造。

 

Alluloseを true game changerとしたのは、FDAが、no calories で no impact on blood sugarであるという最近のデータを基に、”added sugar”と表記する必要がないとの判断を下したためと思われる。

FDAが、“Allulose”(日本では「希少糖」とアナウンス?)をNutrition and Supplement Facts labels(パッケージに記載されている栄養表示)のtotal and added sugarsから除外すると発表。最新データでは、alluloseは他の糖類とは異なり、ほとんどカロリーがなく(95 percent fewer calories than sucrose)、血糖値やインシュリンレベルの上昇はごくわずかで、虫歯を助長することはないと判明したので、 ‘total sugars’ or ‘added sugars’に入れなくて良いと判断したとのこと。このルール発表を、Alluloseの大手サプライヤのTate&Lyle(DOLCIA PRIMA alluloseを生産)とIngredion(松谷化学と提携。Ingredion社がメキシコでASTRAEA Alluloseを製造し、それを南北アメリカ全体に販売する予定)が歓迎しているとの記事(FDAの2016 Nutrition Factsラベルルールでは、alluloseの量は、Nutrition and Supplement Factsラベルに表示されている総炭水化物、総糖、および追加糖の量にカウントされる必要があった)。糖尿病などの病状を管理するsugar free segment(米国人口の13%)には、clean sweet taste and indulgence(甘味)を提供できる低カロリー甘味料に対する関心は大。Alluloseは、このセグメントの要望に響くだろうとのこと。

 

砂糖や炭水化物を連想させる「総炭水化物、総糖、添加した糖」といったパッケージ記載項目に量を記載していたのが、記載する必要のない量となるのは、確かに大きなこと。製造者としては、砂糖のような味と挙動を示すバルク甘味料ということであると、使いたくなると思われます。Icon Foods社の顧客が、ここ数カ月で、数千の新製品に採用しようとスタンバイしているというのも、頷ける気がします。”This is a true game changer in the sweetener category.”とするのも、尤もなこと。本当に、そのような伸びとなるのか注目です。

 

Senomyx:羅漢果由来のhigh-potency sweetening compound、“siratose”開発

Senomyxが、羅漢果に極微量存在するzero-calorie, high-potency sweetening compound、“siratose”の発酵生産株を開発、POC( proof of concept)完了とのこと。

市販のmonk fruit extractsよりもはるかに優れ、Reb. Mよりも、more potent, better-tasting, more soluble, and more stable in low PH beverages such as carbonated soft drinksとアナウンス。現在、低レベルだが、“siratose”を産生する2株を取得。製品化に向けて、収率とコスト目標をクリアするため最適化を図る必要ありという状態。2019年末までに、GRAS notificationを受けられるよう計画。300万を超えるサンプルをスクリーニングし、「天然35 distinct familiesから300種のの甘味料」を特定、そのうちの一つが “siratose”。市販のmonk fruit sweeteners(Mogroside V)とは異なる新規化合物。「発酵」は、natural processだが、(合成生物学的手法を使っているので)消費者が’natural’と考えるかは不明。たとえば、遺伝子組換えパン酵母を使用した発酵プロセスによって製造されるCargillおよびEvolvaの”EverSweet”は、Reb D + Mまたはステビオール配糖体として食品ラベルに記載可だが、‘stevia leaf extract’と記載するのは不可とのこと。“siratose”と表示することになり、消費者には。’chemical’に聞こえるだろうというのがコンサル見解。消費者が持続可能性の利点について教育を受ければ、状況は変わる可能性もあるとのこと。

Senomyxは、2018年第1四半期に$3.1m の収益で$3.8m の純損失を計上、$18.1m のash reservesがあり、債務はない状態で、The company “continues to conduct discussions with third parties in its evaluation of potential strategic alternatives, including the potential sale of the company, with the ultimate goal of enhancing shareholder value,”(売却などを含めて検討しているということか?)以前、Flavor & Fragranceの大手であるFirmenich社がSenomyx社を買収することで両社合意に達したとのニュースを紹介した。その作業が進行していることを意味しているのだろうか?

最後の部分に予定と課題が以下のように記載されていて、Syn-bioを活用した天然物製造を考えている方には参考になるかと思いました。
■ A comparable product is Reb D+M being developed by Cargill and Evolva under the EverSweet brand, which Cargill has said in the past will not be actively marketed as a natural sweetener, although it is “chemically identical to what you’d extract from the stevia leaf.”
■ it would likely not require a GMO label under the new federal GMO labeling law if the micro-organism is used as a processing aid and is not present in the final sweetener.

 

合成物ライブラリーから味覚受容体を用いたスクリーニングで呈味物質や呈味増強物質を見出そうとしていたSenomyxであるが、Clean labelやNatural志向で、探索源を天然物ライブラリーに変更している模様。サンプル数の多さから、甘味受容体を用いる手法は維持していると思われる。化学構造に関する記載がないので、実際は不明だが、Monk fruit由来の極微量成分ということで、おそらく合成生物学的な手法で製造することになると考える。発酵法で製造するものの、生産菌は遺伝子組換え体となる。従って、消費者の受けとめ方がどうなるが気になるところとなるため、記事の後半は、そのような懸念について記述しているのだと思われる。同様な経緯を辿ってきた”EverSweet”が、どのように消費者に受けとめられ、どの程度の売上になっているのか知りたいところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Firmenich-Layn 天然甘味料素材で提携

Firmenichは、広範な天然甘味料ポートフォリオ(portfolio of monk fruit, stevia extracts and other functional botanicals)を有する中国のLayn社との提携を発表。

Layn-Firmenich partnership will expand distribution, boost sweetener formulation expertise
Foodnavigtor 17-Sep-2018 at 09:00 By Stephen Daniells

 

Layn社は、Firmenichthe best formulation expertiseを活用して天然甘味料をグローバルに展開することを目指す。一方、Firmenichは、業界で最も幅広い天然甘味料製品にアクセスできることになり、Laynとの提携は、game-changing partnershipであるとのこと。Firmenichは、Laynの天然甘味料素材をtaste modulation technologies flavorsを組合せて、砂糖のような甘味プロファイルと食感を実現する“integrated taste solutions”を開発して行くとのこと。

Layn社:https://layncorp.com/
Layn is a global leader in the vertically integrated production of premium-quality, plant-based sweeteners, flavors and botanicals.

 

Clean labelNaturalトレンドの影響で、低カロリーの天然由来高甘味度甘味料が求められており、天然甘味料Steviaの新製品での採用率が増加していると聞く。また、課題であったsteviaの後味も、味質の良いStevia 成分であるReb. MDの含量が高い製品が今年(2018年)には出てくる見込みと聞く。Firmenichは、天然甘味料の広範な製品群をもつLayn社と提携することによって、天然甘味料領域で、かなり大きな存在になると思われる。さらに、モンクフルーツ中の高甘味度甘味成分”Siratose”の開発を行っているSemomyx社との買収合意に達したことも同時期発表しており、天然甘味料の開発競争を優位に運ぼうとしているように思えます。、