Amyris:sugarcane-derived zero-calorie ingredientでASRと契約締結

Amyrisが、GRAS statusを取得したとされるsugarcane-derived zero-calorie ingredientについて、ASR(American Sugar Refining) Groupとmajor supply and distribution dealを締結して、このnew non-GMO, natural, zero-calorie sweetenerを販売することを下記記事が伝えています。ASRは、米国、カナダ、メキシコに6つの精糖工場を所有・運営するthe world’s largest sugar cane refiner。significant volumeを保証する長期供給契約。Amyrisはブラジルでこの甘味料を製造。By making plant-based products using safe and sustainable ingredients, Amyris is continuing to disrupt markets. (DSMは、Amris株を20%保有)

Zero-calorie sweetener: Amyris inks major supply deal with ASR
Foodingredientsfirst 04-Oct-2018

ASR(American Sugar Refining) Group : https://www.asr-group.com/

Amyrisは、12月までに詳細発表するとしていますが、”sugarcane-derived zero-calorie ingredient”とは、どんな構造をしているのか、興味津々でネットサーフィンしてみると、Amyris自身が作成した文書の中に以下の記載があります。

  • In the second quarter of 2018, we successfully demonstrated our industrial process at full scale to produce a high-purity, zero calorie, natural sweetener from sugar cane. The molecule we are producing from sugar cane, Reb M.
  • The Reb M we produce from sugar cane is more sustainable, lower cost and has a specific technical profile that is advantaged in taste and total process economics for blends and formulations.
  • Our FDA Generally Regarded As Safe (GRAS) filing has been initiated and we will have commercial quantities of product produced at the Brotas facility by the end of the year.

従って、モノはStevia葉の甘味ジテルペン配糖体の中で、味質が良いとされているReb Mで、“Reb M we produce from sugar cane”という表現しています。Syn-Bioを得意とするAmyrisなので、発酵原料として、ブラジルのnon-GMO sugar cane(モラッセス?)を使って、発酵することでReb. Mを産生する菌を育種したのだろうと推定されます。かつ、組換え微生物を使用していても、最終的には、精製してReb Mとし、最終製品に入ってこないので、GMO-freeとしているので、sugarcane-derived zero-calorie ingredient、new non-GMO, natural, zero-calorie sweetenerと表現しているのではと考えられます。

何れにせよ、様々な企業から、Reb MやReb M+Dを、天然及び遺伝子組換え品で今年中に上市しようとしているのは確かかと思います。各社の製法特許関係がどうなっているのか整理してみる必要がありそうです(甘味ジテルペン配糖体の物質特許は、日本の守田化学が登録している様子)。また、遺伝子組換え手法を用いて製造、でも、GMO-freeとなる製品が、市場で、どのように受け止められるのか興味深いところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Amyris/sugarcane-derived zero-calorie ingredient

目にとまった食品素材に関するWebニュースについて、概要と感想を記載して見ようと思い立ち、ブログを始めることにしました。

まずは、甘味料についてと思っておりましたら、以下の記事が入ってきました。

Foodingredientsfirst 06-Sep-2018

砂糖税とClean label、Naturalトレンドなどを受けて、天然物由来の低カロリー高甘味度甘味料の開発に各社注力していることが窺えます。そのような中、合成生物学を得意とするバイオ化学企業Amyrisが、サトウキビ由来のゼロカロリー成分でself-GRASを通したとの意味深長な発表をしているとのこと。

Amyrisは、zero-calorie sweetener made from sugarcaneについて、self-GRASをパスしたとのこと(記事では、すぐ販売のニュアンスだが、多分まだFDAの受理レターは受けていないものと思われる)。” new, natural, zero-calorie sweetener”と表現。12月のofficial launchまでには、詳細情報開示する予定。世界的な2つのleading sugarcane playersのうちの1社と提携。sole ownerで、世界的なthe leading sweetener solution companies のうちの数社を介して入手可。the new non-GMO, natural ingredientで、tabletop sweetenersとしてや、大抵の飲料、その他の用途で使用可であることを確認済み。最も安価な natural sweetenerとして市場に投入とのこと。味は、just like sugar。2017年5月、DSMはAmyrisにUS$25 million の初期株式投資を行い、12%の株式保有に転換しており、この甘味料の恩恵を受けるはずで、DSMの健康・栄養・材料における市場戦略や持続可能資源由来の(bio-) natural-like productsへのシフトをAmyris技術が加速することになる。Amyrisにとっては、DSMのチャネルと市場へのアクセス、動物栄養、人間の栄養および消費者健康市場の理解は、戦略的価値を提供(2017/11には、Amyris Brasil LtdaをDSMに売却。farneseneなどAmyrisの大量生産製品の長期的な製造パートナーシップを確立し戦略的提携を強化)。記事後半には、最近公表されているの下記天然低カロリー素材について記載されている。

  • Tate & Lyle : allulose product.  low-calorie sugar found in wheat and fruits such as figs and raisins. 95 percent fewer calories than sucrose.
  • Cargill and Sweet Green Fields :Reb M+D(この記事に記載はないが、DSMも同様の開発)
  • Magellan Life Sciencesis:scaling up their production of brazzein
  • Südzucker, and DouxMatok:“breakthrough” sugar reduction solution. Sugar molecules on a mineral carrier. Reduction up to 40 percent of the sugar content in various food products

天然に存在する低カロリー高甘味度甘味料の開発競争が激しい中、サトウキビ由来のゼロカロリー成分。どんな構造で、何故これまで見つかっていなかったのか、最終的には合成生物学を使った製造法をとっているのかなど、謎めいた感じ。記事通りの内容であれば、業界への影響力大と思われるので、詳細な情報開示が待ち遠しいです。